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アレルギーの症状が起こることと、外から入った病原菌などの異物を除去する白血球には、密接な関係があります。白血球は働きや形などからさまざまな細胞に分類されますが、その中にTh1細胞、Th2細
胞というものがあります。この2種類の細胞はお互いにバランスを保ちながら、免疫を制御する働きをしています。
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アレルギー症状が起きている人の血液を調べると、健康な人と比べて、Th2細胞と関連が深いIgE抗体という物質の血中濃度が濃くなっていることがわかりました。
Th2細胞の割合が増えると、花粉やダニなどに接触したとき、くしゃみやせき、発疹などのさまざまなアレルギー反応が誘発されます。
ですから、このTh1細胞とTh2細胞のバランスを正常な状態に改善すれば、アレルギーの症状も改善出来ると考えられます。
マウスを使った実験においては、乳酸菌KW3110株を与えると、血液中のIgE抗体の上昇が抑えられ、Th1細胞、Th2細胞のバランスが改善すること、マウスに人工的に起こさせたアトピー性皮膚炎や花粉症の症状が緩和することが示されています。
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アレルギー反応と大きなかかわりを持つ、Th細胞(ヘルパーT細胞)ですが、このTという文字には、おもしろい由来があります。
実は、フランス料理などで、肉の臭みを抜くタイムというハーブが語源だとされているのです。
T細胞は、骨髄で作られ胸腺という臓器で成熟するのですが、胸腺は、古来ヨーロッパでタイムの香りがすると考えられてきました。
そのため、胸腺で成熟される白血球にも、タイムの頭文字のTがついたのです。
ところで、この胸腺。特に子牛のものはリードボーと呼ばれ、やわらかく味わい深いが高級な部位とされ、マデラソースを使ったソテーなどが有名です。しかし、やはりバラエティーミートですから、血抜きや臭み取などの下ごしらえが必要となります。その際にもタイムが使われることが多いようです。
もしかしたら、リードボーの料理を食べた人が、ほのかに残るタイムの香りを、胸腺本来の香りと考えたのかもしれませんね。
参考:都内在住シェフからの取材をもとに構成
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